ドイツ南部にあるバイエルン・シュヴァーベン地方のオストアルゴイ郡フュッセン地方に存在するお城
それが
ノイシュバンシュタイン城
バイエルン国王ルートヴィヒ2世による19世紀に建てられたこのお城はロマンチック街道の終点かつ最大の見どころと言われる
ディズニーランドのシンデレラ城のモデルになったと言われるノイシュバンシュタイン城
このお城を築いたのは若くしてバイエルン国王となったルートヴィヒ2世で彼は狂王として民衆に知られ
芸術を心から愛し、人一倍騎士道へのあこがれも強い王であり
普墺戦争でプロイセンに敗れると争いや政治から遠ざかり自身の世界に引きこもるようになった
そんな王の現実逃避からこのノイシュバンシュタイン城は生み出されたお城なのです
建築にはデザイナーとして城郭の専門家ではなく
画家のクリスチャン・ヤンクで主に宮廷劇場や舞台装置や舞台美術を担当していた人物である
結果ドイツのお城としては小聖堂や墓地などがなく王の趣味が最優先で実用性には難があるお城となってしまった
そんな王であったがあまりの浪費ぶりにベルク城に軟禁となり
ある日シュタルンベルク湖畔を主治医と散歩中に謎の死を遂げてノイシュバンシュタイン城は未完成のままその美しい姿を見ることができなかった悲しい結末を迎える
王は最後に「私が死んだらこの城を破却せよ」
と言い残していたがノイシュバンシュタイン城は現在もある通り一般公開される形となった